DMの一生
DMとはダイレクトメールのこと。
- 宛名の住所に届けられる
- 秘書にスクリーニングされる
- ターゲットにリーチ
- 開封される
- 見られる(興味を引く)
- 読まれる(つい引き込まれる)
- さらに読まれる(共感する)
- 納得される
- (熟成される)
- 担当者に回される
- (熟成される)
- 問い合わせに使われる
が、DMの一生です。
市販されている会社職員録などを使うと、まれに生まれずに戻ってくるものもありますので、並行して会社のホームページなども参照すると良いと思います。これが結構大変な作業なのですが。
宛名にはだれを書けばよいのか?
あくまで私のBtoBマーケティングの経験上ですが、
「DMは社長もしくはそれに近い権限を持つ人に送れ」
が鉄則です。
まず、かなりの権限を持たされている人でないと、自分で判断して外部業者に問い合わせるということはほとんどしません。
さらに、社長は「会社を一番大切に思っている人」なので、自社にとって価値あるサービスだと思えば、ほとんどの場合送った資料を適切な担当者に渡してくれます。
そして、社長から資料を渡された担当者は「社長命令」なのでほぼ間違いなく行動します。
そういうルートを通った場合には、打ち合わせに行くと「社長とはどのような関係なんですか?」と聞かれます。「え、無関係ですが。」と答えるのはちょっと気持ち良いですよ。ちなみに、このやり方は、その後の成約率とは関係なさそうです。
もちろん、自分で問い合わせてくる方もいらっしゃいます。
以前、誰もが知っている大手電機メーカーの専務から私宛の電話があった時はちょっとビビりました。
この「社長に送る」というのには、他にもいくつか理由があります。
それは、
- 部長以下クラスだと部署名と氏名を仕入れるのが難しい場合が多い
- 仮に部署名と氏名がわかったとしても、その部署が何をやっている部署なのかは、外部からは判断がつかない(誰に送ればよいかわからない)
- 実際にマーケティングを行った結果として、送った相手から問い合わせが来たことがほとんどなかった(ほとんどは別の人が問い合わせてきた)
です。
大切なのでもう一度。
「DMは社長もしくはそれに近い権限を持つ人に送れ」
です。