株式会社 風

マーケティング ((「ツールによる顧客とのコミュニケーション」のこと)) は、「やってみなければ分からない」ものです。釣りに例えると「糸を垂れなければどこに魚がいるかは分からない」と言うことです。言い方を変えると「会議室には顧客はいない」と言うことでもあります。

そこで、大切なのは、「どこに魚がいそうか」の仮説を立てること、そして、糸を垂れた時(マーケティングを行ったとき)「どんな反応があったのか」ということです。
ちなみに「全く反応がない」も重要な反応です。「そこにはあなたのメッセージに反応する客はいない」ということが分かります。

多くの場合、「仮説を立てる⇒メッセージを届ける⇒反応を捉える⇒仮説を立てる⇒・・・」と言うサイクルを満足のいく成果が出るまで繰り返すのですが、一回だけのサイクルで、満足のいく成果を上げるのはまず無理です。
そのため、この「仮設を立てる⇒メッセージを届ける⇒反応を捉える」の1サイクルをいかに低コストで行うかが重要になります。

コンサルタントがどんなにロジカルにプレゼンを繰り広げたとしても、効果がまだ明らかになっていないマーケティング手法に多くのお金を繰り返し投入することだけは絶対に避けましょう。

まずは、低コストでできるマーケティングをやってみましょう。
会議室で「そんなことやったって顧客は増えない」なんて言っている間にも、ダイレクトメールの一通でも出している方が顧客獲得の可能性は高まります。そして、会議室でいくら議論しても、「顧客がどこにいるか」をズバリ的中させることはできないのです。

はじめは質が低くても構いません、工夫をして少しずつ質を高めてください。