DMの一生
DMとはダイレクトメールのこと。
- 宛名の住所に届けられる
- 秘書にスクリーニングされる
- ターゲットにリーチ
- 開封される
- 見られる(興味を引く)
- 読まれる(つい引き込まれる)
- さらに読まれる(共感する)
- 納得される
- (熟成される)
- 担当者に回される
- (熟成される)
- 問い合わせに使われる
が、DMの一生です。
DMは顧客のもとで熟成される
DMには熟成期間があります。
熟成といっても、DMの内容が変化するわけではありません。
変化するのは、お客様の状況です。
熟成のタイミングは2回あるだろうと思われます。
一つは、
「社長がしばらく熟成させて、タイミングをはかって担当者に回す」
というもの。
もう一つは、
「担当者がしばらく熟成させて、必要なタイミングで問い合わせる」
という場合です。
一つ目は、多くの場合、「次に担当者に会う機会まで」になると思いますので、それほど長くはならないでしょう。
ところが、二つ目は、
「新製品リリース」
とか、
「トラブルが発生」
といったことがトリガーになる場合があるので、いつになるかはわかりません。おそらく、そのまま永遠に忘れられてしまうDMも数多くあると思われます。
私がかかわっていたサービスでは、最長半年まで熟成されていた経験があります。
この時の熟成の理由は聞かなかったのでわかりませんが、想像するに
「忙しくて忘れていたのを上記のような何らかのきっかけで思い出した」
のだと思います。
初めから「半年後に連絡しよう」と思う人はいないでしょう。たぶん。
平均的には、DMを出してから問い合わせがあるまで、2~3週間でした。
どのぐらいの時間で担当者にたどり着き、どのぐらいの時間で担当者が問い合わせをしてくるのかは、初めのうちは予想がつきません。
DMを出したら、のんびり待ちましょう。
と、言いたいところですが、そのまま永遠の熟成に入ってしまっては意味がないので、電話をかけて思い出させてあげるのが良いと思います。